ゲームと犯罪と子供たち
-ハーバード大学医学部の大規模調査より-
ハーバード大学医学部 ローレンス・カトナー博士
ハーバード大学医学部 シェリル・K・オルソン博士
鈴木 南日子 (翻訳)
インプレスジャパン
かなり面白かった本ですね。
暴力ゲームに対する批判はよくありますよね。
「暴力ゲームをすると暴力的になる」と。
しかし、この批判は批判している人の感情論でしかなく
科学的に明確な根拠があるわけではありません。
これまでの関連論文の問題点はどこか、
どうすれば科学的に正しいと言えるのか
それらを踏まえてゲームについて、子供たちについて、
ゲームをする子供たちについて述べた本です。
自分としては暴力的ゲームに関連はないと思っています。
しかし、ゲームに関わっていない親にとっては
そういった思い込みがあるんです。
ゲームをやったことはないのに、
ただの思い込みでそう思っているだけ。
子供たちがなぜゲームをやっているのかをわかっていない人がほとんど。
これが問題を起こしているように思えます。
しかし、結局のところ
調査はアンケート方式で、やはりその結果からは無理があると言える。
これらの現象にはっきりとした結論は導くことはできないけど、
少なくとも、どのように子供たちとゲームに向き合っていくかは書いてある。
そういう点で面白かった本であると言える。
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